そうやって咲とうだうだしてると、川口君がこちらへ向かってきてるような気がした。
...ん?来てる..
「百瀬」
これは川口君の声...
そして目の前に川口君の顔...
「はっはへい!」
やってしまいましたよ、自分。
また変な返事...もうこれで通そうかな...
「プッアハハハハ。出た出た」
「んっんなぁ///どうしたの?」
咲は気を利かせてくれたのか、その場を離れて行った。
「あのさ、今日の放課後...居残るよな?」
わざわざそれを言いに...?
昨日も確認したよね?
「うっうん...?」
「だよな?うん、うん...オッケー。ありがと」
川口君はキラキラした笑顔をあたしに向けると、友達の輪の中に入っていった。
「...?」
今の時間は何だったんだ?

