二人で他愛もない会話をしながら歩いてたらすぐに着いた。 川口君といると、時間経つのが早く感じる。 「きゃー!海だぁ~♪久しぶりの海ー!」 今は4月で海には誰も人がいない。 あたしは川口君の前だというのに、騒いじゃった。 「春の海ってなんかいいな」 「だよね!夕日もいい感じだし」 「本当だ!...ここらへんすわろっか?」 川口君は波打ち際より少し離れた場所を指した。 「そうだね♪」 そこに二人で腰を下ろす。