「ぁ~やばいやばいやばいやばい...」
「夏音~!やばいね!」
「咲ぃ!...ちょっとあたし顔真っ赤だよね?」
「うん」
咲が前に来た。
「ちょっと、どうしよう」
「川口、めっちゃ夏音見て顔赤くなってたよ」
「やめてよ、期待しちゃう...」
「期待していいって、あれは」
そんなの言われたら...
あたしは顔を手で隠しながら、川口君を見た。
すっかりみんなに囲まれて、みんな笑顔で。
「ハハッ、夏輝マジで言ってる?」
「マジマジ!」
さっきまであたしの前でしゃべってた人と同じなんて考えれないくらいで。
川口君はあたしのこと、どう想ってますか...?

