あたしが“殺した”のに、忘れちゃダメじゃん!


美樹「ごめん、りょーちゃん。 あたしが奪ったのに…忘れててごめん」


稜「違います!!! 美樹さんのせいじゃありません! みんなもそう思っているはずです!」


りょーちゃんは叫んだ。


美樹「…りょーちゃん。 あれはあたしのせい」


謝っても謝りきれない罪をおかしたんだ。


…っ! ヤバイ!


手が、震えてきた。 


美樹「…っ、~~!」


手をぎゅうっと握りしめる。


そうすると、りょーちゃんがあたしの手を引いた。