胡桃の光、か。 あいつの光が、俺たち。 「新しく作り直したからな。 また一からやり直してんだ。」 「はい、これからもよろしく頼みます。 龍騎さん。」 「りゅう、でいい。敬語もいらねぇよ。」 「ああ。」 これから変わっていく。 俺たちもお前も、前に進んで、強くなって。 その時に、また会える。 もう一度窓の外を見ると、雨上がりの空に七色の光が輝いている。 「虹か……」 この広い空の下で、お前は今、笑ってるか? ーーーーーーーーーー ーーーーー