あれから何時間経ったっけ? 手術室の赤いランプはとっくに消えている。 医者の話も聞いた………気がする。 そばにいるのは、泣き崩れるあいと 目を閉じて腕を組んだまま、壁に寄りかかるキン。 何で、涙が止まらないんだっけ……? ああ、そうか。 彼がいないからだ。 「そんな……っ……嘘よぉ………」 「手は尽くしました。」 あ、まだ医者から話を聞いている途中だったんだ。 「奇跡的に………命は助かりましたが。」 医者のその声に、あいの泣き声は音量を上げる。