「何かが変だ。」 神経を今まで以上に研ぎ澄ます。 五感をフルに使い、探る。 ーーーゾクッ 「J、ケイ。見つけたぞ。」 視線の先に現れたのは、圧倒的な存在感と殺気を出す、男。 龍騎さんと互角ーーーいや、それ以上。 勝てない。 本能が、戦うことを拒否していた。 「仕事放棄に加え、幹部揃って反乱か。 私も甘く見られたものだな。」 「ーーーーキングっ!!」 キングの手に媚びり付いている、赤黒い血。 誰かと交戦したのか?