Second Light




「……それじゃあ、私は行こうかな。」



「は?もう行くのかよ。」



「うん。次の仕事の確認だけだから。
それに、ここで待っていても、他の幹部は来そうにないし。」



幹部っていうのは面倒くさい仕事が回されるもの。



そう簡単に帰ってこれない。




「明後日は来いよ。幹部の任命式だしよお。
って言っとかないと、トラがうるさそうだ。」



結局、最後に本心バラしたら意味ないじゃん。



心の中で呆れながらも、トラに一応返事をした。




「行けたら行く。」


「薄情なやつ。」



どっちが。



ライオンの方が薄情でしょ。