……。
その週の日曜日…。

「なんですか…これ。」
予定通り、歓迎会当時つなわけなんだが…。
「ん?」
唯一まとも返事が返ってきそうなミサキ先輩に聞いたのに…。
「うん。歓迎会。」
……。非常に残念ですよ…。
……。
「なんで、歓迎会がここなんですか⁉」
叫ばずにはいられなかった。
生徒会全員が揃う中、到着した先はここら辺では人気なゲームセンター。
ゲームセンターとはいっても、多くの施設がそろっていて、テニスコートやバスケットコート。ボーリング場だったり、スケート場まである。
…が、しかし。
「本気ですか⁉」
私のイメージする歓迎会は、なんか…こう…もっと…ねぇ?
「まぁまぁ。楽しいから、絶対。」
肩を落とす私に、説得力のあるミサキ先輩の言葉。その自信はどこから来るのか…。
「おーい。おいてくぞ、お前ら。」
やり取りする私達の先で、残りの3人が既に行く場所を決めたらしい。
「大丈夫。舞尋はつまらないこと選ばないから。」
微笑みとは違う、ミサキ先輩自身が楽しんでいるような笑みだった。
まぁ…。歓迎してもらってることにかわりはなさそうだし、私も楽しもうかな。