朝の会が終わり、私と佳奈と尋は9組の転校生を見に9組に向かった…。


「どんな子だろーねー。」
『さぁー?男子?女子?』
「確か男子だったよー。名前は…」

ドンッ

『きゃっ…』

よそ見をしていたから人とぶつかってしまった。

『いてて…。あ、すみませ…
あぁーーーーー!今朝の!!!』

そう、ぶつかってしまった人は今朝の男の子だったのだ。

「?…あー。今朝はどーもでした。」
『あ、いえいえ。』

とお互い立ち上がると…

……背でかっ!!!

え、ちょっ…うちでも一応170あるよ⁈
まぁ、男の子だから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど…

朝は急いでて気がつかなかったけど…
でかすぎじゃね?

「茉歌~?」
『はっ!ごめんごめん。さっ、行こ!転校生のとこ!』
「「「え?」」」

?なぜハモる?

「え、茉歌。この子だよ?転校生。」

と佳奈が指差す方にいたのは……


『え、君?』

そう、男の子だった。

「そーですけど。何か用っすか?」