『愛、なんで涼太っちに言わなかったの?‥だいたいの見当はつくけど』




「アイツオレのことバカって!バカって言ったんだぞ!?言うかよ!」





『でもさ?私だって愛のことバカって言ってるじゃん、涼太っちも同じでしょ?』




「でもあれは本当にバカにしたときのバカっていうか‥」




『とにかく!今日むりでも明日言えば?』



「‥‥あぁ、わかった‥」




『よし、愛が元気になった所で運動場行くよ!』



「あ!ちょっとメイクがくずれたから先行っていいよ」



本当涼太とケンカするたびにこうやって仲直りさせようとしてくれるから海菜はいなくちゃダメな存在だな‥



海菜の背中を見ながら一人ごとをつぶやき一人トイレへと向かった