いよいよ抜糸することになった。
今日はおばさんが用事で出かけてて、健兄ちゃんが一緒に病院に行ってくれることになった。
学校から帰ったら健兄ちゃんに車にのって行った。

診察室にはいったら、
「今日は抜糸しようね。ベッドに寝てしましょう。」ってベッドに寝かされて、ドキドキしてきた。
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。抜糸はあんまり痛くないからね。糸を切るのでぶちぶちって音がするだけ。動かないでジッとしていてね。」
健兄ちゃんに「ほら、安心しなさい。」ってお腹をトントンってしてもらって抜糸が始まった。
時々、チクってしたけど、痛くはなかった。
先生に傷をみてごらんっていわれて、見た。おもったより痕にはなってなくて安心した。

「今日からお風呂も入って大丈夫ですよ。でも、今日だけはお風呂の痕、消毒してくださいね。糸の痕があるから。痛くないし、自分でできるかな?」
「はい、できます。」
「はい、じゃ、よく頑張りました。」
「ありがとうございました。」
ちゃんとお礼も言って診察室をでた。

病院の帰り、健兄ちゃんがよく頑張ったからってケーキを買ってくれた。