「そ、それじゃ……いくね?」
「……ん」
 ずくんっ!!
「ふはっ」
 すぐには動かさずに、ゆっくりしてくれるから、凄く変な気持ちになっちゃう。
 本当に、ゆっくりゆっくりとナオ君色に染まるというか。
「瑠璃……ちゃん」
「はひ……」
「無理、しないで……」
 いや、こっちは無理してないです。
 ゆっくりしすぎて、こっちはもうおかしくなりそうです。
 いや、激しいのもね、それはそれでおかしくなるけど、ゆっくりってのも、やっぱり限度があるって、今知りました。
 もう、熱くて熱くて。
 ナオ君も熱いはずなのに、スピードを上げないのは、ワイルドじゃないからですか? わかります。