「でね、彼ったら、酷いのっ!! 細い子が好みなら、最初っから言えばいいのに、無理やりダイエットやらせてね。そりゃもう、ネチネチ言い続けるのっ!!」
「それは酷い。俺ならそんなことしなくても、愛撫だけでダイエットさせるのに」
「そうそう、酷いよね。……あれ? 他にも何か言った?」
「いや、何も」
 そういって、にこっと笑ったの。

 どきっ!!

 胸が跳ね上がる気がした。
「どうかした?」
「う、ううん、なんでも、ない……」
 や、ヤバ。今、もしかしたらもしかしなくても、顔赤いかもっ!?