わざわざ、顔を耳元に近づけて、あのボイスで告げた。

「すっごく悦んでた」
「んっ!」
 びくんとまた体が跳ね上がった。もう、あそこはぐちょぐちょを通り越して、大洪水みたいな感じになってる……んじゃないかな? 見えないから、濡れた感覚でしか分からないけれど。
 いや、そうじゃなくって、今、私の蜜壷が、えっとその、すっごく熱くてひくひくしてるんですけど!! 当社比10倍くらい!!
「ああ、可愛いよ……本当に……瑠璃」
 かちりと何かが外れた音がした。ばさばさと何かが落ちる音がする。
 もう、何が何だかよくわか……。
 ずちゅり。ずちゅり。
「はう、あんっあんあんっ!!」
 ナオ君の指が、私を攻めていく。
「うん、これなら大丈夫」
 どこから取り出したか、コンドームを見事な手捌きで取り付けた。
「力、抜いて……」
 すうっと背筋を触られて!
「きゅんんっ!!」