残り物には福がある?

 カンカンカンカン。
 誰かがやってくる足音。しかも急ぎ足で。
 がちゃがちゃがちゃん。
 今度は、えっと、あれ? 鍵が開いた。……鍵が、開いた?
「瑠璃、瑠璃っ!!」
 そして、誰かが入ってくる。え? そ、その声……!?
「瑠璃っ!!」
 がちゃんと勢い良く、寝室の扉が開いて。
 出てきたのは。
「ナオ、君……?」
「瑠璃……」
 電話と鍵を片手に、微笑んでくれるのは、ワイルドナオ君で。
 ついでに凝視してしまった。
 はち切れんばかりに立っている、そのナオ君の……あれを。