というわけで、洋服に着替えて……なぜか暖かい紅茶を頂いてます。
お菓子もありますけど、流石にそこまで手をつけるつもりはない。
「ほ、本当に……すみません……」
しょぼんと頭を下げている直哉君が、ちょっぴり不憫に見える。
私よりも背が高いはずなのに、小さく見えてしまうのは、気のせいだろうか。
「それはもう言わないで。それに……酒の勢いとはいえ、私も煽っちゃったりしちゃったし……うん、どっちもどっちってやつ?」
「で、ですが……っ!! こういうときは、やはりけじめをつけて、瑠璃さんのご両親にお詫びを言わない限りはっ!!」
「あ、うち、両親いないから」
「………へ?」
そう、うちは両親が居ない。数年前に飛行機事故で二人とも他界している。
代わりに育ててくれたのは、当時成人していた、兄二人が、私と、双子の妹達とを養ってくれてた。
今は私も家を出て、一人で暮らしてるけど、両親はもうこの世に存在しない。
お菓子もありますけど、流石にそこまで手をつけるつもりはない。
「ほ、本当に……すみません……」
しょぼんと頭を下げている直哉君が、ちょっぴり不憫に見える。
私よりも背が高いはずなのに、小さく見えてしまうのは、気のせいだろうか。
「それはもう言わないで。それに……酒の勢いとはいえ、私も煽っちゃったりしちゃったし……うん、どっちもどっちってやつ?」
「で、ですが……っ!! こういうときは、やはりけじめをつけて、瑠璃さんのご両親にお詫びを言わない限りはっ!!」
「あ、うち、両親いないから」
「………へ?」
そう、うちは両親が居ない。数年前に飛行機事故で二人とも他界している。
代わりに育ててくれたのは、当時成人していた、兄二人が、私と、双子の妹達とを養ってくれてた。
今は私も家を出て、一人で暮らしてるけど、両親はもうこの世に存在しない。
