「あ、ガーターベルトも初めてみるものですから、こちらも……」
「も、もう言わなくていいよ、うん」
「恐縮です……」

 えっと、まとめるよ。
 意外と綺麗だったのは、私よりも早く目覚めた直哉君が全て綺麗にしてくれて。
 ついでに私の……服まで洗ってなんとかしてくれちゃったってことで、ファイナルアンサー?
「は、はい。ファイナルアンサー、です」
 思わず、苦笑してしまう。ちょっと便利なんて、思っちゃいけないよね?

 状況は把握できました。
 でも、まずは……。
「お風呂、どこかな?」
「あ、あっちですっ!」
 こうして、私はやっと、一人でお風呂に入れました。
 思わず、涙が零れてしまったのは、彼にも秘密。
 もちろん、あそこは、入念に綺麗にさせていただきました。
 ついでにいうと、ばっちりお風呂にはお湯、張ってありました。
 どこまで用意周到なのよ、直哉君ってば!!