「可愛いよ、本当に一日中、こうしていたいくらい」
 彼の舌は止まらない。じっとりとゆっくりと味わうように口に含んで、蕩かされてしまう。
 熱がじんじんと体中に伝わっていく。たまに歯を当てるから、そのたびにびくりと体を跳ね上げて。
「は……はう……はっ……あんっ」
 もう、何が何だか、わからなくなってきて。
「さて、そろそろメインディッシュと行くか」
「めい……でしゅ……」
 もう、私、口が回らなくなってて。
「そう、ここ」
「はあんっ」
 ちょっと、彼がびっくりした顔で。
「ねえ、ちょっとここ、凄い濡れてるよ? まだちょっとしか触ってないのに」
 そういって、見せてくれた彼の手は、濡れてた。
「い、いやあ……」
「そんな顔しなくていいよ。どちらかというと、凄く嬉しい」
 優しそうに彼は微笑んで。
「だって、瑠璃の体が喜んでるって証拠だから」
 そして、つうっとショーツの上から指でなぞる。
「はうんっ」
 びくびくっと私の体が反応する。ゆっくりゆっくり慣らせるように彼は指を動かしていく。
「は……う……あ……ふうっあ……」
 だんだん、その力も強まってきて。