気が付けば、彼の部屋に付いて。
「はい、ただいまっと」
「もう食べれないー」
「はいはい、もう食べなくていいよ」
 抱きついてる私を彼は優しく撫でてくれた。
「けど、そのままじゃ、寝づらいよね。何か服を……」
 クローゼットをあけて、何か探してる彼を他所に、私、確か……。
「いらなーい。だって、暑いもん。脱いじゃえー。えいーっ!!」
 うわ、脱いだ、脱いだよ!! 酒入ってる私、大胆すぎるじゃないか!!
「えっ……」
「ふーっ!! 下着だけだと、すっずしいー!」
 た、確か、彼、すごくびっくりしてた。驚愕って感じ。……だよね、私も引く。うん。
 それに久しぶりの合コンだから、下着もしっかりキメておけって、明日香に言われたから、黒一色で纏めた上に、ちょっち色っぽいガーターベルトも……つけてた。うん。
「ちょっと、涼しくない? それだと」
「平気ー。だって、こうやって抱きついちゃうもん」
 ああああ、バカバカ!! なんでそんなことしちゃうの、私!!
「ちょっ!! そんなことすると……俺の、理性が……」
「ふふふー、ぬくぬくー」
「だっ……だから、そこに……ちょっ……うわっ」
 ばふんと、ベッドに倒れこんだ。二人で。
「ほらほら、あったかーい」
 ああ、酔っ払ってる私、煽らないで! お願いだから!
「じゃあ、もっと暖まろうか?」
「もっとぬくぬくー?」
 だから、抱きつかないで、私っ!!
「ああ、もっと暖めてやる。ついでに気持ちよくもしてやろう」
「うわーい、気持ちいいの、大好きーっ!!」
 バカバカ、そんなこと言ったらっ!!