さんざん語ってすごくほしくなった、だけどあたしは穴あいてないし、あっても意味がない



「今度俺があけてやるよ、だから買おうぜ!!」



裕人は片耳しかあいてないから割り勘で買おうという



いい提案だと思うけど、ぶっちゃけあけるのが怖い



でもつけてみたい!!



あたしはつけてみたい衝動に負け、あいてもいないのに裕人と割り勘で買ってしまった



「どうしよう…買っちゃったよ」



「お前顔にやついてるぞ?セリフと全然あってない」



だって嬉しいんだもん!!かっこいいものラブなのだから!!



長い時間雑貨屋にいたため、外はもう暗くなっていた



「ひまだし…公園にでも寄ってかねぇ?」



近くにある公園を指さしながら尋ねてくる



あたしも暇だし、いいかなと思いうんと首を縦に振って公園へ向かう