「そうだ!!プリント!!」
両手をパチンとやり机の中のプリントを回収。
回収し終わるとあたしの目は裕人の席を見ている
裕人の机に手をおき、さっきの出来事を思い出す
「あたしは…裕人にとってなんだったの?」
小さく呟くと今まで我慢していた涙が流れてくる
泣かないと誓ったのにあたしの涙は静かに頬をつたう
裕人にとってあたしはただのクラスメイトで…
裕人にとってあたしは恋愛対象外…
そして…好きな人の代わり
言いたいこと…聞きたいこと…
いっぱいあるよ…
だけど…
―――――嫌われたくないよ
「夏希?」
声の方を向くと
そこには棗が立っていた
