裕人と奈々が楽しそうに喋っているのをつまらなそうに遠くから見る
「嫉妬してんじゃねぇよ」
呆れた顔であたしに言う棗
別に嫉妬してないもん
ただ…寂しいだけだもん
あたしは拗ねたように棗から目を逸らす
「お前やっぱり好きなんだろ?」
わかりきったかのように言ってくるのに対し反抗するあたし
「なんでそうなんだよ!まったく好きではありませーん」
見え透いた嘘。
本当は大好き。
だけどあの2人をみていると言ってはいけないように思えた。
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