そんな私の心情に気づいたのか、医者はにっこりと笑いながら言う。
医者「今はわからないかもしれません。
でも少しずつ赤ちゃんは成長していきます。
実感が無くてもあなたは母親になったんです。
これからも全力でサポートしていきますので、旦那様と一緒に頑張っていきましょうね。」
実感が無くても赤ちゃんは私の中(ココ)にいる…
「…頑張ります。
よろしくお願いします。」
私は母親になったんだ…
家に帰り、早速組員の皆に報告すると
組員「「祝いだぁぁぁー!!」」
とか言って騒ぎ出した。
そして皆が「おめでとうございます」と言って喜んでくれた。
私って幸せ者だな…。
こんなにも自分のことのように喜んでくれる人がたくさんいるなんて…。
その日の夜はお祝い会を開いてくれた。
私は赤ちゃんのことも考えてお酒は今日から飲まない事にしているのでお茶を飲んでいた。
育「若葉、これからも頑張っていこうな。」
「うん!!」
子供ができないかもしれないと知ったときは絶望だった。
だからこんなにすぐに出来るとは思ってなかったから正直びっくり。
…やっと授かったこの小さな命、育斗と2人で守っていこう!!
-end-
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