何のことだか理解できずに呆然としていた。
キスが終わった後も優しく抱しめてくれている。




育「んなもんどうでもいい。」



「え……。」








育「確かに俺は子供は欲しいと思ってる。


でもな、そこにはお前がいないと意味ねぇんだよ。
いくら子供がいたって若葉がそばにいなきゃ何の意味もねぇ。

それに出来ないかもってだけで出来ないわけじゃねぇだろーが。



そういう事こそ1人で抱え込まず、俺に言えよ。
何のために俺がいるかわかってんのか?
もっと頼れよ。」





「うっ…わぁぁぁっ!!」




安心と嬉しさとが入り混じって涙が出てきた。
大泣きしている私の背中をポンポンとリズムよく叩いてくれる育斗の暖かさに、さらに涙がでてくる。




育「明日は俺も行く。
どんな結果であっても、俺は若葉と別れる気はねぇからな。」



「んっ…うんっ……!!」






その日は育斗に抱しめられながら眠りについた。








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