あれから検査を受け、結果が明日でる。
育斗が仕事で外にいる隙に、私は役場に行って離婚届をもらいに行った。



……家に帰ってから私のところだけ書こう。





家に帰ってすぐに部屋へ行き、離婚届を書き始めた。


本当は離婚なんてしたくない。
でももし…子供が出来ない体だったら?
…育斗は嫌がるだろう。
子供が欲しい育斗にとったら…私なんていらないって思うだろう…。




私が書くところ全てを埋めた後、涙が出てきた。
離婚届を濡らさないようにないているとふいにドアが開いた。




はっと離婚届を体の後ろへ隠し、ドアの方へ体を向けた。
するとそこには仕事に行ったはずの育斗が立っていた。




「ど…どうしたの?
仕事じゃ……。」



育「その後ろに隠してんのなんだ?」



「な、なにもないよ?
それより仕事は…?」



育「最近若葉の様子が変だったから急いで終わらしてきたんだよ。
早く帰って来て正解だったな。
泣いてるわ、何か隠してるわ……正直に言えよ。」



育斗が近づいてきて私の腕をつかんだ。
必死で抵抗したが、男に力が叶うはずがなくあっけなく隠していたものを取られた。


それを見た瞬間育斗の目が見開き、すぐに怒りを表した。



育「どういうことだ?
説明しろ。」



「っ……。」




言えるわけが無い…。
こんな事……。



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