もう一度あなたと。

今日も平凡なあたしの一日がスタートする。
とても楽しいって訳でもなければ
つまらないって訳でもない。
そんな一日。

わたしの名前は、愛咲れいな。
短大を来年で卒業し、春からアパレル会社で働くことになった。
とりあえず、今はのんびりとした生活をおくっている。

お昼を友達の夏帆と食べていたときだった。
「あれ?れいな携帯光ってるよ!」
「え?」
あ、ほんとだ。
気づかなかったなー、だれからかな?

「彼氏ですかー?」

隣でニヤニヤと夏帆が笑ってる。

「あたしに、彼氏はいません」
そう、今はあたしに彼氏はいない。
最近まで長く続いた彼氏がいたが、
結局お互い忙しくなり、会わなくなって終わった。
よくあるパターン。

確認すると、中学時代の友達からだった。
え?なんだろ。

「やば!れいな!次担任の授業だよ!
はやくしなきゃ!」

げ!メールは後でゆっくり見るか!
就職先は決まっても単位を落とす訳にはいかないのが、ここの決まり。

メールは後に回した。

「ふぅ」
一日の授業がようやく終わり、
あたしは家に帰り一人でため息をついた。
ちなみに、短大は地元より少し離れたところだから一人暮らしを、二年前からはじめた。
そして、この前知り合いから大手のアパレル会社の社員として無事内定した。

一人暮らしは、一人が好きなあたしとってはほんとに楽チンで、良い。

部屋着に着替え、雑誌をペラペラめくってると、メールの着信に気づいた。

「あ!メール確認してない!」

急いでメールのBOXを開くと、
中学時代の友達からのメール。

開くと、
成人式のはなしだった。
あー、あたしもう二十歳か。
中学時代の友達に会えるのは、ほんとに嬉しい。
高校、短大たくさんの人に出会ってきたけど、やっぱり一番の友達は中学時代のコかな。
気を使わないし、地元が同じだと話もあった。
だから楽しみだなーっ。
みんななにしてるんだろ…。

そんなことを考えてると、
でんわの着信音がなった。

あたしの中学時代からの親友の
さゆからだ。

「もしもーし?さゆー?」
「あ!れいなー♪久しぶり!」

久しぶりにさゆの声を聞いたあたしは、自然とテンションが上がる。

「久しぶりー!どしたのー?」
「れいな成人式の連絡きたー?」

やっぱり、成人式の話か!
さゆにもあのメール入ったんだ!

「きたきたー!超たのしみー♪」
「だねー♪いっしょにいこーね!」

もちろんだよーっ。なんて話をして、2人とも盛り上がってた!

「ほら、れいな!アイツくるんじょない?」
「アイツ?」

「蓮だよー!」

その名前に、なつかしかを感じた。

「蓮ねー!なつかしー!」
蓮とは、あたしの元カレだ。
といっても、中学時代付き合いはじめ、高一の秋頃に別れた、元カレ。

なんか、なつかしー!
蓮とは、ずっと同じクラスだったし、二次会も一緒かー。

「てかさー、今れいな彼氏いないんでしょー?」
「そーだけどなにー?嫌味ー?ははっ」
この間までいたけど別れちゃったんだよね、自然消滅で。

「そーじゃなくて!昔からモテたあんたがいないのが不思議なだけー!」

モテたって、さゆのが全然モテてたけどね。
心の中で苦笑した。

「今度さー、合コンいこーよっ」
「んー、いいけどさー!あたし当分彼氏いらないつもりだよー!」

これからは、今より少し忙しくなるとおもうし。

「そっかー、まぁとりあえず今度会おーね!」

当たり前でしょ!なーんて言葉を交わし
電話を切った。

早くみんなに会いたいな。