「どんな理由があってこんなことしていいわけないよ。」


「・・・」

「あんたも同じように蹴ったんならあんたがいじめを無くしたいっていえないよ。」


「・・・」

「それじゃ偽善者じゃん?」


「・・・ッ」

私はまた走りだした。


真田さんとると自分が一番見つけたくない部分を見つけられて怖い。


まるで自分が見透かされるよう・・・。


ダァァァン


すると突然爆発音のような音が体育館から聞こえた。