「おっはよ!けんと♪」

「おはよー」

朝は不機嫌なけんと。
いつも適当な返事
でも、もう慣れっこ

「そーいえば…俺とさき、一緒のクラスだってさ」

「ほんとにー?ちょー嬉しい♪ほんと私たち腐れ縁!」

「そーだなっ。それと…」
また鼻で笑うんだから!
何か続きを言おうとしたけんと

「それと…何?」
あまりにも言うのが遅いから聞き返してみる。

「いや、なんでもねー」


私には基本なんでも言うのに
なんだろう。
疑問に思ったけど気にしないことにした

そして、学校に着いた

「おはよー!」
私は元気良くあいさつした。
そしたら、周りの人たちは一斉に私とけんとを見た

「えーっと、さきちゃんだよね?」
1人の女の子が話しかけてきた

「そーだよ!今日からよろしくね!」

私がそう言うと、満面の笑みで

「こちらこそ!私は、あみっていうの!
よろしくね!」

と言ってくれた
いい人見たいでよかった♪

「おーいお前ら席につけー」
先生が来たからとりあえず席に着いた
でも、隣がいない…
まさか休みなの?
つまんないなー…

なんて思っていた
少しして、前の席の女の子が話しかけてきた。

「ねーねー!さきちゃんだよね?私は、まりなっていうの!よろしくね!」

すごく明るい感じの女の子

「わたしは、あやこ!よろしくね!」

すると、まりなは小さな声で話し始めた

「あやこの隣のひと、めっちゃヤンキーらしいよ?気をつけてね?」

「そーなの?なんか嫌だな〜。」

「怖いよね〜。入学式来てたらしいけど
初日から休むなんてありえないね」

そう言うとまりなは、前を向き直した

ま、ヤンキーだからって喋らなければ
いいだけだしー…
大丈夫か♪
なんて思っていた。