ちょ、ちょっと待て。




私は、出張ホストをここで待ってたはず。


お店に行くんじゃなくて、ホストが来てくれて、一緒にご飯食べたり、手繋いでぶらぶらしたりしてくれるヤツ。



プラスでお金を払えば、オプションとしてキスやそれ以上のことをしてくれるらしい。





そんな出張ホストを待ってたのに――――――…



「な、んで……?青山…、だよね?」

「なんでお前、出張ホストなんか頼んでんだよ」



…――――――目の前にいるのは、同級生でモテると噂の青山だ。



眉根を寄せて私を見下ろす青山に、私は呆然とするしかない。