キズだらけのぼくらは



体の奥の方から怒りに似た感情がふつふつとわき起こってくる。

私は拳でキーボードをたたき、その振動は机にまで伝わった。

ソラが言っていることは、仲良しごっこが好きそうな女子が言う綺麗事みたい。

心の中じゃ絶対にそうは思わないくせに。

そんな言葉を見るだけでも、私の気分は悪くなる。

【そういうの、大嫌いなんだよね。いい子ちゃんぶってバカじゃない? 綺麗事言った人ほど、私の周りからは消えてったよ】

キーボードに思いをぶつける。

【私、そんなことしないよ。そんな風に思ってないよ】

ほら、ソラが言うのはやっぱり綺麗事。

ブラックは、徹底的に知らんぷり。

ソラはここをいいところだと言ったけど、ここだって所詮、現実と同じ。

【じゃあ、真実を聞いても大丈夫なんだ?】

私は静かに呟いた。

そこまで言うなら、アキムのお望み通り姿を曝してあげる。