キズだらけのぼくらは



「ありがとう……、ミホちゃん、みんな」

私は泣き笑いしてグダグダな声で告げる。

みんながニコニコと笑っている。

私はひとりぼっちなんかじゃなかったね。

ミホちゃんたちの笑顔を見ていたら、私ももっともっと笑顔になっていく。

幸せで、キラキラした瞬間が、ずっとずっと続いたらいいな。

私は心からそう思う。

でもその時、周りの景色がぐにゃりと歪んで吸い込まれるようになくなっていく。

「イヤだ! 待って待って、ミホちゃん!」

私は歪む景色に手を精いっぱい伸ばす。

泣いて泣いて泣いて泣いて、手がちぎれそうなくらいに。

でも、あっという間にそれは消えて、慌ててあたりを見渡せばなんにもなくなっていた。

ただの暗闇。

どこに立っているかもわからないようなただただ黒い空間。

「桃香」

だけど、どこからか声がした。それも、ミホちゃんにそっくりな声が。