お母さんには泣きながらきつく抱きしめられ、すぐに病院へ行けば、ただの捻挫と切りキズといわれた。
処置は簡単で、足に痛みは残っていて足は引きずっていたけれど私は普通に暮らしていた。
でも、しばらく時が過ぎても、なかなか痛みが引けず私は足を引きずったまま。
だからしばらくたってから、私は他の病院に連れて行かれた。
そして、そこのメガネをかけた男の先生は、目元を険しくさせてレントゲン写真を見ていた。
「脛骨と腓骨が折れてますね。もっと早く来ていればよかったけど……。後遺症が残るかもしれませんね」
“後遺症が残るかもしれませんね”
先生の言葉に目を見開く。
頭を殴られるみたいにぐわんぐわんと響いた。
それからの私は一度も普通に歩けることなく、いつもいつも足を引きずっていた。
落ちる時にできたキズも消えなくて、こんな足嫌いになった。
みんなと違う足なんかいらない。
私はまた、ひとりぼっちになる。


