私たちはそのまま廊下に飛び出して、広い窓から青い空を見上げる。
ひとりじゃなくて、結愛とふたりで。
その空は、まっ青でキラキラと眩しかった。
心まで軽くなるくらいに、澄み切っていて綺麗なんだ。
「結愛、髪、そっちの方が似合うね。なんかかっこいい」
「……桃香ぁ」
結愛は驚いたみたいに大きく目を開くと、少し潤ませて私にぎゅうっと抱きついた。
「ありがとう、桃香~! 嬉しいよぉ!」
「も~、きついよ、結愛」
私も照れ笑いをして結愛に抱きつかれたままでいる。
こういうところはなんにも変ってないんだな……。
結愛は結愛なんだ。
あんなことをしてきた秋穂にも、手ぬるいことしか言わずに決別するなんて、どれだけ優しいんだろう。
でも、それが結愛なんだね。


