キズだらけのぼくらは



横を向けば、少し先に委員長の机。

そこには日が降り注いで、机が白っぽく見える。

ひとり、日直の仕事を片付ける夕暮れ、あそこで微笑んだ委員長の姿が浮かび上がる。

夕暮れのオレンジに、小麦色の肌と笑顔がよく似合っていた。

こんな私に唯一声をかけてくれた人。

でも、その幻想はガラスが割れるみたいに消滅して、代わりに頭の中に浮かんだのは、幼い頃の親友の冷たい表情。

嫌いも通り越して、もともと私なんて眼中に入っていないような瞳。

ああ、そういうことなんだ。

委員長も、そちら側の人間なんだ……。

心の中で、納得して、頷く。

潤む視界と日の光でにごる机の表面の色。

現実なんてそんなもんだったね……。

委員長が、みるみるうちに変わっていく。

豹変とでもいうべきほどめまぐるしく。