キズだらけのぼくらは



そんなこんなでくだらない話ばかりをしていた俺たち。

無事にスーパーへ行って、母さんに言われていた卵を買った。

俺がレジに持っていくまでの間も海夏はあちこち寄り道をしていた。

試食のおばちゃんに2つ目のウィンナーをせがんだり、お菓子売り場に立ち寄っては子供っぽいおまけつきのお菓子を熱心に見ていたりして、呆れたものだった。

こんな時は、ポニーテールの根元を掴んで引っ張っていくに限る。

これこそが、海夏のポニーテールの正しい使用方法。

そうでもしないと、まだまだ子供なコイツはどこにフラフラ行ってしまうかわかったものじゃないのだ。

でもそんな海夏も、おつかいをすませてからコンビニへたどり着くと、今度はフラフラすることもなく、ニコニコしながら入口へ駆けていった。

サンダルでリズム良く地を蹴り、短いスカートの裾をふわりとたなびかせて。

そんな海夏は、いつも踊っているようだった。

鬱陶しいけど、ちょこまかと元気いっぱいに動いて、忙しなく動き回る。

こんな風に小生意気になっても、俺の周りをうろちょろしていた幼い頃とちっともかわっていないんだなと思った。