開けられたドアから、強烈な光が差し込む。
私たちは前に倒れ込みながら、その光に目をくらませた。
それでも空に浮かぶ太陽をぼうっと見つめたまま、なにもせずに体を地面に落とすの。
そのぐらい太陽は優しく温かで、私たちを包むように白い光を降り注いでくれていたから。
けれどそんなことは束の間で、私たちの体は屋上の地べたの上に乱雑に寝転んでいた。
私はゆっくりと瞼を押し上げて、手の平で地面に触れる。
家のベッド並みに心地よい温度が伝わってくるものの、ベッドには似ても似つかないほど、それはざらついていてかたく、私を現実に引き戻す。
脇腹の痛みは舞い戻り、かたい地面に押し付けられた頭や肩が痛みだす。
これは現実だ。
あの穏やかな委員長が怒りをあらわにして言った言葉がよみがえる。
あのとき胸が熱くなったけど、つきつけられた現実は変わらない。
新太が手を引いてくれて逃亡したけど、逃げ場なんてないじゃない……。
結局行きついたのは、崖っぷちと同じ屋上じゃん……。


