【完】結婚からはじまる恋《1》

「そんな風に自分を悪いように言わないで下さい…頼さんは素敵な人です」



「…俺のコト…何も知らないクセに…お前は恋に恋して…自分の妄想で俺を理想化してるだけだ」



「そんなコトないです…」


* * *



頼さんの行きつけのブティックに到着。

白亜の4階建てのビルが頼さんの行きつけの店らしい。