女に告白されるのは慣れている…



でも、涙ぐみ告白されたのは彼女が初めて…



「すいません…私みたいな女に告白されても困るだけですよね」



「・・・」


俺は頬を涙で濡らした彼女から顔を逸らした。



泣いてる女に冷たい言葉を浴びさせる程、鬼畜じゃない。


俺は視線を宙に漂わせて、問いかける。





「お前の欲しい額言え…小切手切ってやる」



俺は結婚なんて…一生する気がない。



これだけは社長命令とは言え訊けない。