私は最後まで二人の姿を見られず…そっとチャペルを出た。



「美愛ちゃん・・・」



晃さんが私の後を追って来てくれた。


「俺の胸で良ければ貸すよ…美愛ちゃん」



私は晃さんの胸を借りた。


おねぇちゃんを心配させまいとカッコいいコト言ったけど。


一人で頑張る…自信がなかったーーー・・・




涙は堰を切ったように溢れ出す。



どれだけ泣けば…涙は止まるだろう…




自分ではわからなかった。