* * *


「なぁ?晃…どうしよう…」



俺は仕事の合間に晃に相談した。



「深幸ちゃんに妹?」



「…ああ。その妹が俺に好意を持ってるのか…誘ってくると言うか…俺と深幸の住むマンションに押しかけて来て…住み着いてるんだ…」




「…深幸ちゃんの妹ね…それもそっくりとは…一度会ってみたいな」




「…おい!?俺は真面目に相談してるんだぞ」




「ゴメンゴメン…でも、頼が俺に女のコトで相談するなんて初めてだな…来る者拒まずのお前が…女に迫られて悩むなんて…何だか面白くてさ…」



「…俺だって…手を出してはいけない相手には絶対…手を出さない」



「…お前…深幸ちゃんに本気なんだな」



「…」

俺はテレ臭くて俯いてしまった。