彼女はどう言うとつもりでここに来た?



俺が着替えてリビングに戻ると食卓には色鮮やかな料理が並んでいた。



3人で囲む食卓。



深幸の隣に美愛ちゃんが座る。



「おねぇちゃんと頼さんの婚約に乾杯!!」

美愛ちゃんは俺たちの婚約を祝ってくれた。



二人並ぶと本当によく似ている。


美愛ちゃんが黒髪に染めれば、見間違えてしまう。


「私たち…良く似てるでしょ?頼さん」



「え、ぁ…そうだな」

俺は美愛ちゃんの問いに相槌する。