でも、私を背中に隠して盾となってくれた頼さん。



私は嬉しかった…




「社長だって…」



私と頼さんをくっつけたがってるのはおばあちゃんのおかげ。



「…深幸ちゃんはいい子だよ。君はもっと前に出た方がいい。君は未来の社長夫人だ。堂々としてればいい…君が控えめになろうとするから、変な輩が…ゴチャゴチャ言うんだよ…」



「…晃…さん?」





彼は知らないんだ…




私と頼さんが結婚する本当のワケを。