晃さんが資料室の整理をしていた。



私は晃さんがいらないと判断した書類をシュレッターにかけて処分するだけ。


「…頼は間に合った?」



「あ、はい」



「良かった…でも、まさか…オフィスでいじめ現場を目撃するなんて」



「…でも、鈴木さんたちの言いたいコトは分かってます」



「・・・」



私は書類をシュレッターにかけながら、呟く。




「…私が頼さんの相手では誰もいいと思いません…」