【完】結婚からはじまる恋《1》

「話があるの…」



「えっ?」



私の前に秘書の鈴木さんが同僚を連れて、やって来た。




「私は…」



「…副社長の件で…この階の女子トイレに来てちょうだい!」



「・・・」


鈴木さんたちは一方的に言い放って、立ち去ってテーブルに戻った。




彼女の言いたいコトは分かっている…




ーーーー『貴方は頼さんの婚約者に相応しくない』