「お、可愛い子はっけーん!」
「うお!マジ可愛いじゃん!」
だ、誰!?
頭を上げればそこには知らない男が二人。
見る限りヤンキーと分かる。
やばい、早く逃げろと私の本能が言っているのが分かる。
「ねぇ、今から俺らと遊ばない?」
「すみません。
私これから家に帰らないといけないので。」
そう言い立ち上がった瞬間、
「あ、」
「まー、硬い事言うなよ。
少しぐらい遅くなったってママは何を言わないよ!」
……ウザイ。
「離して下さい。」
「離したら俺らと遊ぶか?」
遊ぶわけないでしょ!
逃げるに決まってるじゃん!

