「ちょっと茱良!
あんたいつ深瀬君のクイーンになったの!?」




肩を掴まれ前後に激しく揺らされ頭が可笑しくなりそうだ。




「ちょ、花織、頭が……!」




「あ、ごめん。
じゃなくて!いつ!?」




花織って意外としつこいな。




「一昨日、病院でクイーンの承諾をした。」




「いいなー、いいなー。
深瀬君のクイーンなんて最高じゃん!」




そ、そうなのか?
確かにカッコイイし、優しいけど。
でも、それだけじゃん。




「修輝の生徒会長である深瀬君のクイーンって事は和泉蘭ではトップに立つってことになるんだよ!!


それにクイーンになった以上、修輝の生徒会が茱良を全力で守ってくれるのよ。


あー、私も一度でいいから守られたい。」