それから迎えに来た棗兄に事情を説明して花織を家まで送ってもらった。 「じゃあ、花織。」 「うん。 あ、棗さん、ありがとうございました。」 「これからも茱良をよろしくね。」 「はい!」 やっぱり花織は良いやつだ。 「茱良、体調は大丈夫か?」 「あ、うん。 広樹さんのおかげだよ。」 「は!? 俺も看病頑張ったんだからな!!」 「知ってるよ。 棗兄もありがとうね。」 「よし。てか、お前随分広樹になついたな。」 「え?」