「拓海さんは茱良の事が好きだったりしてね。」 「ないない。 私と拓海君は兄妹でそれ以上でもそれ以下でもない。」 「んー、私は拓海さんは茱良の事が好きなんだと思うんだけどね。」 アハハと軽く笑って私はその話しに区切りをつけた。 そして事が起きたのは昼休みの事だった。 「香純ー! 香純大変!」 お昼を食べている私達のところに来たのは香純と仲の良い隣のクラスの中村さんだった。