「じゃあ、今日は寒いし晩ご飯はシチューにしようか。」 「あ、じゃあ、私も手伝うよ。 今までのお礼もかねて。」 「受験生は部屋でおとなしく寝てなさい。 以上。じゃあ、中に入ろっか。」 「え、私も「寝てなさい。」 聞き耳を持たず"おー、寒!"と言いながら拓海君は家の中に入って行ってしまった。 本当、この家の人たちはみんないいは人だ。